バイラルメディアをなくす方法は存在しない

 

バイラルメディアが色々問題視されるようになっているが、どんなに努力してもそうしたパクリコンテンツメディアが消えることはない。

なぜか?

読者は情報のソースを気にしない

大多数のウェブ記事の読者は、情報のソースがどこにあるかなど気にしない。効率的に情報が得られて、刺激的で、面白いネタであれば、パクリメディアの無断転載記事だろうが、何だろうが構わない。読者は常にコンテンツ至上主義者なのだ。

皮肉にも、読者がコンテンツを重視するからこそ、パクリメディアは生きながらえる。オリジナルコンテンツを作り続けているメディアが大事にしている「コンテンツ主義」が、まさにオリジナルコンテンツの作り手を抑圧する。

オリジナルコンテンツの作り手は、「コンテンツ主義」を唱えながらも、読者がコンテンツを重視するが故に情報ソースを気にかけないことに頭を悩ます。煮え切った頭で、

「もっと、情報ソースにも気を配ろう」

そう啓蒙した瞬間に、「どんな形であれ、作ったものが人に見られればそれでいいじゃないか」という純粋無垢から離脱することになってしまう。金、PV、ブランド。現実的なあれこれを直視しなければいけなくなる。

対して、バイラルメディアの運営者は気が楽だ。コンテンツ主義者である読者に、それがパクリであろうと何だろうと、ただ純粋にコンテンツを紹介しているだけなのだから。なので、パクっている側から読者を啓蒙しようという声は一切出ない。読者のコンテンツ主義こそが、彼らのパクリを「コンテンツ主義」の名のもとに正当化する基盤だからだ。

バイラルメディアの運営者は、最後の最後に「どんな形であれ、作ったものが人に見られればそれでいいじゃないか」と言える立場だからこそ、金、PV、ブランドなどなど現実的なあれこれを直視する必要がない。

バイラルメディアの運営者が意外にも、「夢、自己実現、社会貢献」などの言葉を自身のブログや各種インタビューで口にするのは、そのためだ。

自分が納得できるかどうか

バイラルメディアは今後も沢山作られるだろう。金の亡者ではなく、読者のコンテンツ主義を信じた純粋な誰かの手によって。

バイラルメディアを作らないために存在するのは、パクリでPVや注目を集めることに、自分が納得できるかどうかという自分の中の基準だけだ。もう、他人が何を言っても無駄なのだ。

 

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